Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あおべかものがたり
青べか物語
山本 周五郎
Lisez 青べか物語 (あおべかものがたり) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 961 caractères · 317 écrans
もちろん勘定はごろさん持ちで、事の終ったあと、友人たちはその相手の華やかな女性に、首尾のいかんを問い糺した。
浦粕へ帰ってから、友人たちは却って否定的な気分になった。
「二時間でよ、おめえ」と一人が云った、「それも初めてだっていうだに、三度も幟がおっ立ったなんて考げえられっか」
「買収しただな」と他の一人が云った、「女に金轡を噛ましただ」
筆者である私が、この会話を現実に聞いたのである。場所は蒸気河岸の浦粕亭で、私は三十六号船の留さんとビールを飲んでい、その若者たち三人は隣りのテーブルで、焼酎を啜りながら話していたのだ。
こんどはこの噂が弘まるな。私はそう思って、五郎さんのために心が痛んだ。
浦粕第一の旦那衆である高品さんから、私はそれまでの事情を聞いていた。というのが、ゆい子のあとを早く貰うために、五郎さんの父親が高品さんの本家を訪ねて、詳しい仔細を語ったからである。――予想どおり、「買収した」という評判はすぐさま町じゅうに伝わり、父親はますます嫁捜しに熱中した。こういう重複した誹謗に取り巻かれて、五郎さんがどんな日々を送ったかということはわからない。