Classici giapponesi con furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠1
中里 介山
Leggi 大菩薩峠1 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.314 caratteri · 398 schermate
「ああわかった、お前たちはなんだな、この子を捉めえて追剥をすべえというのだな。そんならよした方がいい、人の物を取るのはよくねえだからな」
悪者どもは吹き出したくなるくらいです。何となれば間の抜けた面をこの難場へぬっと突き出して、後ろを見れば地蔵様が馬上ゆたかに立たせ給うのである、ばかばかしくて喧嘩にもならない。
「さきほどより申す通り、わしは大事を控えた身なれば、ここにありたけの金子をそちたちに遣わすゆえ見のがせと事を分けて申すに、強って衣類腰の物まで欲しいとならば是非もないから刀を抜く」
少年は坐りながら、涙ぐんだ眼に彼等を睨めてキッパリと言う。
「その大小が金目と睨んだのだ、たかの知れたお前たちの小遣銭なんぞに目はくれねえ。よ、痛い目をしねえうちに投げ出しちめえねえ。お前がいくら光るものをひねくったって、こっちは甲州筋で鳴らした兄さんたち五人のお揃いだ、素直に渡して鼻でも拭いて行きねえ」
手に持った棒を少年の頭の上で振る、一人は手を伸ばして少年の抱えた刀を奪い取ろうと、うつむいた浮腰を横の方から、ひょいと突き飛ばしたのが与八です。
「よくねえことをしやがる」