Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
そしてまた、そこへ流されておいでになる宋公明さまの身を案じなすって、どうしているかと、ほかの一同まで、話のつど胸をいためないことはございません」
と聞いて、戴宗も断腸の感に打たれた。かくまでの男同士の情誼を聞くにつけ、今はつつみ隠しもしていられず、じつはその宋江その人が、かくかくの大難にあって、いまや命旦夕の牢中の闇にあると、事の次第をつぶさに話した。
聞くや否、朱貴は仰天して、俄に息まいた。
「そして何ですかえ、そんなさいを、おまえさんは一体これから都へ何しに行くのだ?」
「だから、今も申したように、蔡九の命でよんどころなく都の蔡大臣邸まで、あれなる誕生祝いを持って急いで来た途中だ」
「冗談いっちゃいけないよ。宋江さまのお命はどうなるんだ。祝い物なんぞは打っちゃっておしまいなせえ」
「そうもゆかん。使いを果たさねば、江州へも還れぬ身では」
「だって、そのまに宋江さまが、ばッさり打首となるかもしれないじゃありませんか。……何、黒旋風李逵という牢番が付いているって。そいつは甘すぎる。一人二人でどうなるものか。さあたいへんだ。まッておくんなさい、戴院長」
朱貴は軒の内へ馳けこんで、例の強弓と鏑矢を取り出し、江の岸からキリキリと引きしぼった。