Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
薊州流行歌のこと。次いで淫婦の 白裸、翠屏山を紅葉にすること
「何さ、またすぐ会えるじゃないか。幾日もの別れじゃなし……」
如海ひとりがスッと出て行くと、階下の廊では小婢の迎児が提洋灯をさげて待っている。――手筈は毎々の順序どおり。カタンと裏門の閂を迎児が外すと、とっさに如海がひらと表へ抜けて出る。
ポクポク、ポクポク、頭陀の影は塀の角で、しきりとまだ木魚を叩いてるばかり。「――おや、頭陀のやつ。どうしたんだろ、いつになく?」と如海は、自分から馳け寄って行き、
「よせ。木魚はもういい。帰るんだよ、帰るんだよ」
と、一ト声叱ッた。そして、先にそこの路次から表へ走りかけたが、とたんに何かがその襟がみをぐんと後ろへ引きもどした。
「和尚っ。ちょっと待て」
「げっ?」
「じたばたするな。こう、ふん捕まえたら逃がすこっちゃあねえ。俺の面には覚えがあろう」
「ヤッ。おぬしは」
「この世の見おさめによっく見ておけ。楊雄の義弟分、※命三郎の石秀だ。よくも兄貴の面に泥を塗りゃあがったな。うぬっ」
「あっ、た、たすけて」
「してえ三昧な真似しやがって、虫のいいことをぬかすな。この極道坊主」
「わ、わかれる! いつでも、女と別れますから」
「くそ。