Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate

Aozora Bunko

徽宗皇帝、地下の坑道から廓通 いのこと。並びに泰山角力の事

李逵である。

だが、その李逵と戴宗は、玄関の供待ち部屋へ残しておいてずっと奥へ案内された。こよいのやかたは、また一だんと、ゆうべの席よりは奥ふかい。

とくに今夜は酒も出て、おかみのとりなしはもとより、李師々の艶めかしい廓言葉も、すっかり打ち解けきっている。

「これも宿世のご縁でしょうか。大夫と口がきけるなんて、夢にも思いませんでした」

「まあ、いやですわお大尽さまは。さっきから妾をまるで天人みたいに仰っしゃって」

「どう見ても、あなたの美しさは、あたりの模様、ここは下界とも思われません」

「銀のお杯はお飽きでしょう。おっかさん、瑠璃杯か、金盃をもって来て」

そこへ、女が小走りに来て訴えた。供待ち部屋にいる“奴さん”と、もひとりのお供が、なぜ俺たちも座敷へ通さんかと、当りちらして、手がつけられないというのである。

柴進は聞いて、これは危ないと思った。宋江もすぐ目くばせする。燕青が心得て、すぐ二人を連れて来た。

「あら……」と、李師々は、李逵の風貌に恐れて、宋江の腕にすがった。

「まるでお閻魔さまに仕えている小鬼のようね」

「なあに、あれで気がいい奴だから、なにもこわがることはない。