Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ろんごものがたり

論語物語

下村 湖人

Leggi 論語物語 (ろんごものがたり) di 下村 湖人 (しもむらこじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 132.688 caratteri · 266 schermate

Aozora Bunko

彼等は、ただ仲弓にいくらかでもけちをつけさえすれば、自分たちが救われるような気がするのだった。こんな種類の門人たちに対しては、さすがの孔子も手がつけられないで、いくたびか絶望に似た気持にさえなるのであった。

しかし、ただ一人の門人でも見捨てるのは、決して彼の本意ではなかった。そして、考えに考えた末、彼は遂に一策を思いついた。それは、仲弓にけちをつけたがる門人たちを五六名つれて、郊外を散策することであった。

門人たちは、その日特に孔子のお供を命ぜられたことを、非常に光栄に感じた。彼等は如何にも得意らしく、※(「口+喜」、第3水準1-15-18)々として孔子のあとに従った。

田圃には、あちらにもこちらにも、牛がせっせと土を耕していた。

大ていの牛は毛が斑であった。そして角が変にくねっていたり、左右の調和がとれていなかったりした。孔子はそれらに一々注意深く視線を注いでいたが、そのうちに彼は、一頭の赤毛の牛に眼をとめた。それはまだ若くて、つやつやと毛が陽に光っていた。角は十分伸び切ってはいなかったが、左右とも、ふっくらと半円を描いて、いかにも調った恰好をしていた。