Classici giapponesi con furigana
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ろんごものがたり
論語物語
下村 湖人
Leggi 論語物語 (ろんごものがたり) di 下村 湖人 (しもむらこじん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 132.688 caratteri · 266 schermate
申※(「木+長」、第4水準2-14-94)の慾
」
門人は、ただうなずくより仕方がなかった。
「いや、これはつい繰言になってしまった。……では、あちらに行ってお休み、ご苦労であった。」
孔子はそう云って、窓の方に立って行った。門人もすぐ立上ったが、觚をどう始末したものか、しばらく迷った。そして、きまり悪そうに孔子に訊ねた。
「では、この觚は店に戻すことにいたしましょうか。」
孔子は、急に声を立てて笑いながら、門人をふりかえった。
「いや、それはそれでいい。觚は酒を注ぐための道具じや。酒さえ注げれば、稜があろうと無かろうと、構うことはない。箱に入れて、あちらにしまって置いてくれ。」
門人は、いくたびか首をかしげながら、觚を箱に納めて室を出た。
1 子曰く、中庸の徳たるや、其れ至れるかな、民鮮(すくな)きこと久しと。(雍也篇)
申※(「木+長」、第4水準2-14-94)の慾
子曰く、吾未だ剛なる者を見ずと。或ひと対えて曰く、申ありと。子曰く、や慾あり。焉んぞ剛なるを得んと。――公冶長篇――
孔子は、大丈夫だと思っていた門人たちが、一旦官途につくと、とかく毅然としたところがなくなって、権臣たちと妥協しがちになるのを、もどかしく思っていた。