Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
さっき店員の見たのは、やっぱり、出てくるところだったのでしょう。
この店員は賢吉君とおなじ怪物を見たのです。ふたりも見た人があるからには、もう、ゆめやまぼろしとはいえません。すててはおけないのです。そこで、警官は電話でこのことを本署にしらせ、本署から警視庁にれんらくしました。
それからは、たいへんなさわぎです。パトロールカーが三台もやってきました。警視庁や警察署から何台も自動車がきました。それに新聞記者です。賢吉君のおうちは、りんじの捜査本部になって、門の前には十何台の自動車がならび、近所の人たちが、なにごとかと集まってくるものですから、たちまち黒山の人だかりです。
何十人という警官による大捜索がはじまりました。その近くの家という家は、かたっぱしからしらべられ、町という町は警察の自動車が巡回し、非常線がはられ、アリのはいだすすきまもない、捜査のあみがはられました。
しかし、あくる朝になっても、どこからも、あやしいものは発見されませんでした。鉄の人魚は、煙のように消えうせてしまったのです。
そのよく日の新聞は、鉄のウロコの怪人の記事でいっぱいでした。