Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate

Aozora Bunko

おばけガニのさいご

「二十面相だ! やっぱりきみだったねえ。」

懐中電灯の光の中に、あらわれたのは、怪人二十面相、あるいは怪人四十面相の、見おぼえのある顔のひとつでした。それが、ほんとうの顔かどうかは、わかりませんが、まえの事件のとき、一度見たことのある顔でした。

そういわれて、二十面相は、いちじはギョッとしたようですが、すぐ、気をとりなおして、ふてぶてしく笑いました。

「ウフフフ……、明智先生、しばらくだったなあ。で、きみはこれから、どうするつもりだね。」

「きまっているじゃないか。きみを警察にひきわたすのさ。」

「ウフフフ……、いい気なもんだねえ。おれが、おとなしく、きみにつかまるとでも思っているのかい。」

「こうするのさ!」

明智がパッと、二十面相に、くみつこうとすると、あいては、スルリと、その手の下をくぐって、いきなり洞窟のおくの方へ逃げ出しました。

おばけガニのさいご

明智は、懐中電灯をふりてらして、そのあとをおいました。が、二十面相の足は、ひじょうにはやく、むこうの岩かどを、まがって、見えなくなってしまいました。

明智が、その岩かどまで走っていきますと、岩あなが、ふたつに分かれていました。