Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
とびちる金塊
岩のかげにかくれたまま消えてしまうなんて、人間わざではできないことだからね。金塊どろぼうの怪人団は、魔術師だよ。いよいよ、その本性をあらわしてきたんだ。おもしろくなってきたね。ぼくは、こういう魔術師みたいなあいてでないと、はりあいがないのだよ。」
名探偵は、そういって、モジャモジャの頭を、指でかきまわしながら、にっこり笑うのでした。
とびちる金塊
そのころは、もう西の空が、夕やけ雲で、まっかにそまっていました。太陽は目に見えて、沈んできます。やがて、東の空がまっ暗になり、それが西の方にひろがっていって、とうとう夜がきました。
しかし、敵に金塊のありかがわかったとすると、夜だからといって、やすんでいるわけにはいきません。明智探偵と、船長と、賢吉少年のおとうさんの宮田さんなどが、ひたいをあつめて相談しました。そして、夜でもかまわないから、大きなしかけで、いっぺんに、金塊を引きあげてしまおうということになりました。
ハヤブサ丸には、太い鉄のくさりでできた大きな網のようなものが、用意してありました。重い荷物をまきあげる道具です。
それにワイヤーロープをくくりつけて、クレーンで海の底におろし、金塊の箱を鉄のくさりの網にいれて、引きあげようというのです。