Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
消える魚形艇
消える魚形艇
ハヤブサ丸では、やっと、準備がおわって、五人の潜水夫が、ちらばった金塊をあつめるために、海の底へおりていきました。もう夜の八時ごろでした。海はまっくらです。
鉄の網も、ロープをとりかえて、潜水夫といっしょに、しずめました。水中電灯をさげた五人のものは、海底の金塊の箱を見つけだしては、その鉄の網の中へはこぶのです。
一時間もかかって、やっと八つの箱を、鉄の網にいれました。さいしょ、網にいれた箱は、十五でしたが、そのうちの七つは、落ちるときに、こわれてしまって、中の金の棒がバラバラになり、海底の砂の中にうずまってしまったので、きゅうにさがしだすことができません。それで、八つの箱を網にいれると、潜水夫のひとりが、潜水カブトのなかの電話で、ひとまず、それを引きあげてくれるように、ハヤブサ丸につたえました。
ハヤブサ丸の甲板では、その電話をきくと、鉄の網のロープを、機械でぐんぐん引きあげました。こんどは、さっきのような大ガニもあらわれず、八つの箱は、ぶじに甲板についたのです。
海底にのこった五人の潜水夫は、つぎに、バラバラになって、砂にもぐっている金の棒をさがしはじめました。