Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
あのだいじな鉄の小箱をとられてしまった。賢ちゃん、あいつらは、いつかの悪ものの手下ですよ。……それにしても、明智さんは、ぼくがまもってやるから、だいじょうぶだとうけあってくれたのに、どうしたというんでしょう。こんなに、はやく、とられてしまうようでは、明智さんも、あてになりませんね。じつに、ざんねんです。」
戸田は、くやしそうに、ぶつぶついっていましたが、三人の男の姿が、見えなくなって、しばらくすると、自動車をおりて、うしろのトランクのふたをひらきました。そこには、あの知りあいの運転手が、さるぐつわをはめられて、まるくなって、おしこめられていました。
賢吉君も車をおりて、てつだいました。そして、トランクからだして、さるぐつわをはずしてやりましたが、運転手は、頭をさすりながら、
「明智さんの事務所の前に、車をとめてうっかりしていると、いきなり、うしろから、ここをガンとやられ、さるぐつわをはめられてしまいました。おそろしく力のつよいやつで、どうすることもできませんでした。もうしわけありません。それじゃ、やつがわたしにばけて、ここまで運転してきたのですね。