Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
ハヤブサ丸
鉄の人魚です。あの怪物が、コンクリートべいの内がわをよじのぼって、首だけだして、こちらをにらみつけているのです。
「はやく、はやく……。」賢吉君は、一度出あったことがあるので、そのおそろしさを、よく知っていました。いまにも、怪物がへいをのりこして、追っかけてでもくるように、運転手をせきたてるのでした。
運転手も、このおそろしい怪物には、すっかり、おびえてしまって、やにわに速力をだしました。車は人通りのない谷間の町を、きちがいのように突進しました。
ハヤブサ丸
賢吉少年たちは、うちに帰ると、自動車をとびおりて、おとうさんの部屋へかけこんでいきました。そして、息をはずませて、いまのできごとを伝えるのでした。
おとうさんは、すぐに警察へ電話をかけて、このことをしらせ、それから明智探偵事務所をよびだしました。
「なに、鉄の小箱をとられた? やっぱりそうでしたか。」
電話口の明智探偵は、そういって、ちょっと、考えているようでしたが、すぐに、ことばをつづけました。
「それじゃ、これからすぐに、おたくへうかがいます。電話ではお話しできないことがあるのです。しかし、ご安心ください。