Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
それをきいた小林少年は、大よろこびです。先生とふたりで、潜航艇に乗り冒険にでかけるのかとおもうと、うれしくてたまりません。
それから、ふたりが出発したのは、もう、真夜中すぎでした。ハヤブサ丸からボートをおろし、すぐそばに浮きあがっている潜航艇に乗りうつりました。艇はすぐに潜水して、出発し、十分もかからないで海岸につきましたが、そのへんはさびしい岩ばかりの海岸で、さんばしもありませんから、よこづけにすることはできません。岸から百メートルもはなれたところに、浮きあがりました。
明智探偵と小林少年は、服もシャツもぬいで、くつといっしょに小さくまるめ、それを頭の上にくくりつけて、海の中にとびこみました。
そのへんは、見あげるばかりの岩のきり岸で、その下に、荒波がおしよせ、まっしろに、あわだっています。きり岸にかこまれた中に一ヵ所だけ、岩のひくくなったところがあり、小さい漁船などは、そこへつくようになっていました。ふたりは、その船つき場にむかって、ぬきてをきって泳ぎだしました。
明智探偵はもちろん、小林少年も水泳はとくいでしたから、荒波をものともせず、グングン泳ぎきって、岩の岸に、よじのぼりました。