Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
無電技師は、みかたの潜航艇を無電で呼びかえし、まもなく、あの小型潜航艇が、ハヤブサ丸のすぐそばに、浮きあがりました。すると、ハヤブサ丸のボートがおろされ、十三人の、はだかの船員や水夫たちが、そのボートに乗りこみました。ズボン下ひとつのまっぱだかです。みんな、肩のきん肉がリュウリュウともりあがり、うでには大きな力こぶのある強そうな人たちばかりです。
そのはだかの人たちはみんな、背中に酸素のボンベをつけ、水中めがねをもち、足のさきには、大きな水かきをはめ、手には、みょうな形の水中銃を持っていました。
ボートはロープで潜航艇のうしろにつながれ、やがて、潜航艇は、海面に浮きあがったまま、ボートをひっぱって、どこかへ出発するのでした。
それから二十分ほどたったころ、潜航艇は、みさきのすぐそばの、岩ばかりの海底にしずんで、ヘッドライトの三つ目を、ギラギラとひからせていました。
そのむこうの断崖のようになった岩に、大きなほら穴があるのです。ゆうべ、敵の魚形潜航艇が、とつぜん、消えてしまったのは、このへんでした。そのときは、ほら穴の前にそびえている岩山に、へだてられて、ほら穴が見えなかったのです。