Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
まず、きみは小林君と服をとりかえるんだ。」
明智探偵はそういって、じぶんも手つだって、手ばやく、ふたりの服をとりかえさせました。つまり小林君は学生服をきて賢吉君になりすまし、賢吉君は小林君のきてきた漁師の子どもの着物をきたのです。
きがえがすむと、明智はふところから、ぬれた手ぬぐいを出して、ススをぬった小林君の顔を、きれいにふきとり、そのよごれた手ぬぐいで賢吉君の顔を、なでまわしました。すると、いままで、きたなかった小林君の顔がきれいになり、きれいだった賢吉君が、日にやけた漁師の子どもに、早がわりしてしまいました。
「賢吉君は、わたしといっしょに、陸のほうにひらいている穴から逃げだして、船に乗ってハヤブサ丸に帰るんだ。わたしも、この服をぬいで、漁師の着物をきるから、漁師の親子が船に乗っているとおもって、だれもうたがわないのだよ。」
明智はそういって、さっき、左手にかかえていた、大きなふろしきづつみを、賢吉君になりすました小林少年にわたしました。
「いいかい。これでうまくやるんだよ。わたしは、じきに帰ってくるからね。それまで、きみのうでまえで、うまく敵をあやつっておくのだよ。