Classici giapponesi con furigana
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けんきょうじゅなん
剣侠受難
国枝 史郎
Leggi 剣侠受難 (けんきょうじゅなん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 195.479 caratteri · 394 schermate
意外にも広太郎
「ははあ、貴殿よりできますかな」
意外にも広太郎
三好坂という武士、またニヤニヤ、
「さようさ、全く、打ち見たところ、貴殿はご縹緻はよろしいが、ちとそのどうも、ご柔弱のようだな」
縹緻がよいといわれたので、またもや金弥オホンと咳。衣紋を直したものである。
「失礼ながら貴殿には、寺侍でござろうの?」そろそろ無礼なことをいう。
「とんでもないこと、旗本でござる」
「ははあ、徳川ご直参か」
「しかも安祥旗本で、家柄にかけては、負けを取らぬ」
「それは、えらいの」とだんだん無礼。「で、ご知行は何千石で?」
「む」と金弥つまったが、「そういう貴殿は、お大名かな?」
「拙者、天下の浪人でござる」むしろ凛とした声である。
「どうしたどうした三好坂」こういいながら四人の武士、ドカドカかたまってやって来た。
「何さ、ここにいるご仁がな、あんまり縹緻がお美しい。寺侍かと聞いたところ、安祥旗本とおっしゃるので。どうかな、旗本に見えるかな?」
「どれどれ一見。これは美男! ははあこいつ、河原者だな」
「どれどれ一見。これはヨカ稚児。陰間でござろう、それに相違ない」
「どれ拙者にも見せてくれ。あッ、なるほど。