Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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だいぼさつとうげ

大菩薩峠1

中里 介山

Leggi 大菩薩峠1 (だいぼさつとうげ) di 中里 介山 (なかざとかいざん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 200.314 caratteri · 398 schermate

Aozora Bunko

三人は長い刀を抜きつれて、芹沢らが寝ている間へ向って行く、近藤勇はそのあとから、刀を提げて凄い目を光らせながらついて行く。

寝ていた襖をあけたけれども知らない、酔ったまぎれに夜具を撥ねのけ女も男もだらしない寝すがた。土方はツカツカと進んでその寝すがたを調べてみた。

「ふむ、これが平山、女は小栄だな」

「平間に糸里か、不憫ながらこれも相伴。さて大将は」

やや高い声で言ったけれども、まだ覚めはしない。屏風の中をのぞいて見ると、お梅は寝衣の肌もあらわに、芹沢は鼾が高い。

土方はニッと笑って、次の間の入口に立っていた近藤勇に合図する。この時、小栄と寝ていた平山五郎がふいと眼をさます。

眼をさまして、さすがに平山もその様子の変なのに驚いた。枕を上げようとする途端を藤堂平助がただ一太刀。

平山の首は宙天に飛んで、一緒に寝ていた小栄の面に血が颯とかかる。小栄は夢を破られてキャーと叫ぶ。

この時早く、芹沢とお梅との寝ていたところの屏風は諸に押し倒されて、三人の黒装束はそれにのしかかると見れば、屏風の上から蜂の巣のように、続けざまに下なる芹沢めがけて柄も拳も通れ通れと突き立てる。