Classici giapponesi con furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Leggi 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 150.254 caratteri · 300 schermate
こじき少年は、運転手にさしずをして、たくみに尾行をつづけました。
明智探偵の車がとまったのは、大きなやしきばかりならんでいる、さびしい町でした。そこに石の門のある二階だての西洋館があって、明智は車をおりると、その西洋館へはいっていきました。
こじき少年も、ずっとへだたったところに、車をとめておりると、その石の門の中へ、しのびこんでいくのです。
いったい、このコンクリートの西洋館は、だれのうちなのでしょう。門の表札には、『伊達五郎』と書いてありますが、伊達五郎なんて聞いたこともない名まえです。明智探偵は、事務所へ帰らないで、どうして、こんなうちへ、はいっていったのでしょう。
「いよいよ、おかしいぞ。先生だけが知っていて、ぼくの知らないうちなんてないはずだからな。」
こじき少年が、ひとりごとを、つぶやくのでした。
少年は明智探偵のことを、「先生。」といいました。では、この少年は少年探偵団のチンピラ隊員なのでしょうか。しかし、それにしては、いまつぶやいたことばがへんです。もっと明智探偵としたしいあいだがらにちがいありません。
ああ、そうです。これは小林少年が、変装しているのではないでしょうか。