Classici giapponesi con furigana
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ゆうれいとう
幽霊塔
黒岩 涙香
Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate
第三十回 此の様な、此の様な
麻痺したと見え、倒れたままで少しの身動きさえも出来ぬ。
第三十回 此の様な、此の様な
余は何故に、何者に、斯くは刺されたのであろう、是既に容易ならぬ疑問であるが、是よりも猶怪しいは余が創の小さい割合に痛みが強く、爾して其の痛みの為に全身が痺れて了った一事である。人の身体が、斯も痺れる者とは今まで思い寄らなんだ、声の出ぬのは勿論の事、瞼までも痺れて仕舞い目を開き度くとも開く力さえなく、強いて開こうとしても瞼が直ぐに弛く垂れて眼を蔽うて了い、唯辛くに糸ほど細く開いた間から外の明りを見るに過ぎぬ。
曾て或る書物で読んだ事がある、印度の或る部落に住む土人が妙な草の葉を搾り其の汁を以て痺れ薬を製するが、之を刃に附けて人を刺せば傷口は火の燃える様に熱く、爾して全身は痺れて了う、若し水に混ぜて此の薬を半グラムも飲めば殆ど何の痕跡をも止めずに死んで了う、数年前迄は医者さえも此の薬で毒殺せられた死骸を検査して毒殺と看破する事は出来なんだと云う事だ、印度の土人は此の草を「悪魔の舌」と呼ぶ相だ、何となく気味の悪い名前である、若しや余の刺された