Classici giapponesi con furigana
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ゆうれいとう
幽霊塔
黒岩 涙香
Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate
第百二十二回 猶此の奥に
嬢は熟睡して居る相です、目を覚まさせるも心ない業と、権田氏は叔父上の室へ帰り、若しやと気遣って念の為に医者を遣りました所、医者の見立てでは何も病気ではなく唯疲労の為だから充分に眠らせて置くが好いと云った相です」余は叔父の前にて再び秀子に逢うが何より辛い、何うせ此の国を立ち去るなら、逢わずに立ち去る事にし度いけれど、秀子が居ぬとならば最う一度叔父に逢い余所ながら暇を告げて置く可きだと思い、顔を洗って再び叔父の病室へ行った、此の時は先刻茲を去ってから既に五時間も経って居る、余は卓子に凭れて纔かに卅分ほど微睡んだ積りだけれど四時間の余眠ったと見える、頓て叔父の室に入ると、茲へ来て居ぬと思った秀子が来て居る、爾して権田と二人で叔父の枕許に立って居る、扨は既に権田の妻と為る気にでも成って叔父に其の辺の事情でも訴えて居るのか知らんと、余は何となく気が廻る、此の様な事なら来るのではなかったのにと思い、直ぐに引っ返そうとすると「コレ、コレ、道九郎」と早くも叔父に呼び留められた。
第百二十二回 猶此の奥に
呼び留められて真さか逃げ去る事も出来ぬ、厭々ながら叔父の室に歩み入ると、叔父「道九郎、宜い所へ来て呉れた、丁度今、秀子も起きて来た