Classici giapponesi con furigana
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ゆうれいとう
幽霊塔
黒岩 涙香
Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate
是で宿へ帰り、是だけの事を叔父に話し、爾して更に、彼の時計の捲き方を知って居る人の有る事を話した、叔父は非常に喜び、若し其の人に逢う事が出来るなら贋電報に欺されて此の地へ来たのが却って幸いだと云い、是非とも晩餐を共にする様に計って呉れと云うから、余は彼の怪美人を捜す為に室を出て帳場の方へ行くと丁度廊下で怪美人に行き合った、是々と叔父の請を伝えると怪美人は少し迷惑気に「私だけなら喜んでお招きに応じますが、実は外に一人の連れが有りますので」余「結構です、其のお連れとお二人」美人「ですが其の連れに附き物が有りますよ」附き物とは何であろう、余「エエ附き物」美人「ハイ、一匹、狐猿と云う動物を連れて居まして、何処へ行くにも離しませんから、人様の前などへは余り無躾で出られません」狐猿とは狐と猿に似た印度の野猫で、木へも登り、地をも馳け、鳥をも蛇をも捕って食う動物だが何うかすると人に懐いて家の中へ飼って置かれると、兼ねて聞いた事はある、余「ナニ貴女、人の前へ飼犬を抱いて出る貴婦人も此の節は沢山あります、狐猿を連れて居たとて晩餐の招きに応ぜられぬ