Classici giapponesi con furigana
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ゆうれいとう
幽霊塔
黒岩 涙香
Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate
輪田夏子と云う本名でなくては」と皮肉に急所を突いて遣りました、是には権田も驚きましたよ。
「到底私を欺く事は出来ぬと見て権田は打ち明けました、実は輪田夏子では有るけれど何うか此の秘密を守って呉れといいますから、勿論だと答え、夫から権田は立ち去って夏子だけが私の許へ残りました、其の後で夏子から詳しく事情を聞きましたが、兼ねて夏子は脱獄の考えが有って、権田時介に其の旨を打ち明け、時介から充分其の目的の達する様にして遣るとの約束を得て居ましたけれど好機会を得ぬ為に遷延して居たのです、所が監獄の医を勤めて居る彼の大場連斎が権田の意に加担し、好い工夫が有ると云い兼ねて自分の手下とする一人の老看護婦を連れて来ました、爾して謀事の委細を夏子に伝えた者ですから、夏子は其の差し図に従い病気を言い立て診察願いを出しました、診察は即ち大場連斎がするのですから、成るほど是は容易ならぬ病症で、外面には爾までにも見えぬけれど心臓に余ほどの危険な所があるなどといい、一も二もなく監獄の病院へ入れました。
「つまり夏子を死人にして監獄病院から担ぎ出すという計略で、夏子へ極めて危険な薬剤を与えました、其の薬剤には印度に産する