Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ゆうれいとう
幽霊塔
黒岩 涙香
Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate
可き者、夫を思えば決して未練を残す可き道はないのです」余「イヤ一旦思い切った上は未練を残しはしませんが唯果たして助かるや否やが気掛かりです、貴方が確かな証拠と云うは、全体何の様な証拠ですか、一応夫も聞いて置き度く思いますが」権田「証拠の中で最も争い難い一物です、即ち私はお紺婆を殺した其の本人を突き留め、何時でも其の者を其の筋へ突き出す事が出来るのです、のみならず其の事が自分でないなどと強情を張る事の出来ぬ様に、何も彼も調べ上げて有りますから、多くの月日を経ぬうちに目的を達します、其の男が愈々白状して有罪と極まって御覧なさい、全社会が秀子の前に平身低頭して今までの見損じを謝し、秀子は罪なくして罪を忍んだ憐れむ可き犠牲と云われ、全国第一の名高い女と為り、非常な尊敬を博します。サア斯うまで位置が転倒して、貴方の愛する女が不名誉の極点から、名誉の極点に飛び上るかと思えば、貴方は秀子を私へ譲ったのを嬉しいと思わねば成りません、エこれが嬉しくは有りませんか」
彼は余を慰める積りであるか将た冷やかす積りであるか、余には更に分らぬけれど、真に其の通りとすれば、余は嬉しい、然り