Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ゆうれいとう

幽霊塔

黒岩 涙香

Leggi 幽霊塔 (ゆうれいとう) di 黒岩 涙香 (くろいわるいこう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 266.479 caratteri · 532 schermate

Aozora Bunko

第百十八回 シテ密旨の第三は

事は出来ぬ、知らず知らず一身が秀子の声と相融和して自ら恨みの中の人と為り、共に悔しい想いがする、秀子は猶も同じ調子で「牢を抜け出て後、私の密旨の一つは誠の罪人を探し出し天の如き裁判を彼に加えて一身の無実を雪ぐに在りましたが、今は其の罪人が有りました、彼に相当した通りに天の裁判が降りました、彼は此の高輪田長三です、多少彼では有るまいかと疑ぐった事は有りますけれど今此の天の裁判を見て初めて彼と確かに知る事が出来たのです、天の裁判が如何に彼に降ったか此の様を見れば分ります」真に秀子は其の熱心を以て、人の目に見えぬ所をまで見て取り得たのか、斯く叫ぶ間も、猶其の眼を、人間以外に注ぐ様に宇宙に浮かべて居る。

第百十八回 シテ密旨の第三は

成るほど秀子の「密旨」の一つが、お紺殺しの真の罪人を探し出し、自分の汚名を雪ぐに在ったのは尤も千万な次第である、塔の宝を見極めるが密旨の第一、罪人を突き留めるが同じく第二、シテ其の第三は何であろう、確か密旨が三個ある様な口振りで有った、第一第二は既に届いたも同じ事、第三の何とも未だ知れぬ密旨も果たして届く