Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
つづいては、また、
「本軍は宋公明を主将とし、朱同、雷横、戴宗、李逵。――さらに張横、張順、楊雄、石秀らの部隊など、ぞくぞく到着して、すぐ前面に陣を布いている様子です」
とも急調子に聞えてきて、ようやく迫る緊迫感に、野面の風は不気味に熄み、雲間の雁も行く影を潜めてしまった。――と、たちまちわっと揚がる金鼓、銅鑼、角笛のあらしを分けて、梁軍のうちから丈八の蛇矛を横たえ持った林冲をまん中に、秦明、花栄の二将が、左右に添って、馬を進め、
「高廉高廉。――高一門の悪代官高廉はどこにいるか。これは天に代って当今の悪官人どもを誅伐に来た天軍だ。手間ひまかけず、素ッ首をわれらに渡せ」
と、大声で呼ばわった。
聞くやいな高廉もその旗本「飛天神兵」をまン中へ押しすすめ、そのまた中に駒を立てて、
「しゃら臭い草賊どもめ! 泡を吹いて逃げ出すな」
と、まず飛天隊の一騎、于直を出して、林冲にあたらせた。が、とても林冲の敵ではない。矛と鎗、十合とも戦わぬうち、于直はもんどりうって馬から落ちる。――つづいて、飛天神兵中の随一、温文宝が喚いて出た。――しかしこれも秦明と闘ッて斬られ、第三、第四、と猪突して出た者までことごとく打ち果たされてゆくのを見ると、高廉はその青粘土のような面にたちまち吹墨のような凄気を呼んで、