Classici giapponesi con furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
「うーむ。いい案だが、そうなると、いよいよ俺どもも、さいごは梁山泊入りときまるな」
「どっちみち、こう火の手が大きくなったからには、もうこの辺の小寨に殻をかぶッてはいられまい」
「それもそうだ。では、腹をすえるか」
「すべては、みんな、天星のおはからいさ」
「なるほど。おはからいか。うめえことを言やがる!」
と、花和尚は、腹を揺すって大笑いした。
三山十二名、あげて水滸の寨へ投じる事
孔亮は、その場からすぐ、急使となって、青州を離れた。
日ならずして着いた先の、梁山泊では、すぐ宋江が会ってくれて、
「おい、孔家のご次男ではないか。どうしてこれへは?」
と、彼を見ると、手をとってなつかしがった。……その宋江はまた、彼のはなしによって孔家の主はすでに亡く、孔家はつぶれ、兄の孔明、叔父の孔賓、みな青州奉行の獄中にとらわれているなどの仔細を聞いては、
「ああ申しわけない。ご恩のある旧家の災いを、私は少しも知らずにいた。ゆるしてください」
と、さんぜんと涙を垂れた。
すでに、宋江の忘れない旧情が、このようであったから、孔亮の頼みは、一議におよばず、全山の仲間からも支持されて、たちどころに、