Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
仔細はこのお召状の内にありますからご一見の上で」
関勝はそれを読んで感激にふるえた。思文に相談すると、これもまた否やはない。――俄に、家族を呼び、家事のあとを託して、三名はその日のうちに東京へ急いだ。
まず官邸に入る。
蔡閣下との対面は、例の白虎節堂だった。ただし、関勝ひとりだけの謁見で、階の下に、拝を執る。――蔡京がつらつら見るに、なるほどすばらしい偉丈夫だ。身ノ丈八尺余、美しく、まなこは鳳眼――。気に入った。
「関警部長。お年は幾つだの?」
「三十二に相成ります」
「兵学、武芸、すこぶる素養に富むと聞くが、どうして田舎警部などで満足していたのか」
「いや蛟龍も、時に会わねば、いたしかたございません」
「その“時”を汝に与えよう。梁山泊の暴徒が、先頃から北京府の城をかこんで、良民を苦しめておる。その害をのぞく自信があるか」
「なきにしもあらず、です。水滸の賊が、われから、本拠の泊巣を離れて遠く出たのこそ運の尽き。――北京の難を、直接、救わんとすれば大きな犠牲を要しますが、彼らの留守を襲って、先に、梁山泊を陥してしまえば、元々、烏合の衆、あとは苦もなき掃討でかたづきましょう」