Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Leggi 新・水滸伝 (しん・すいこでん) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 684.899 caratteri · 1374 schermate
どうぞこれからは兄弟分の端と思ってお叱りを」
と、ここに好漢同士の刎頸の交わりがまた新たに結ばれ、銘酒“玉壺春”の泥封をさらに二た瓶も開いて談笑飽くなき景色だった。
「ほい。すっかり忘れちまったぜ」
「李逵、何を思い出したのか」
「魚ですよ。事の起りは、魚だったじゃありませんか。張順、二、三尾くれないか」
「ケチなことを言いなさんな。何十尾でもよろこんでこの席に進呈したい」
「じゃあ一ト走り、俺が行って貰って来よう」
「おっと待ちな」
「なぜだ、張順」
「おめえはまだ江の水が呑み足らねえのかい」
「わはははは。そう何度も、からかいッこなしさ。じゃあ張順、おめえも一しょに行ってくれ」
「いいとも。ではお二人さん、ちょっと中座いたします」
張順と李逵とは、手をつないで野に歌う牧童のように、仲よく縺れ合って出て行った。まことやこれ、虚心の自然児、草沢の英雄ともいうべき類か。
まもなく、宿の板前や男衆に桶をかつがせ、見ごとな金鱗の金鯉十数尾をすくい入れて二人は帰ってきた。すぐそれを鱠、から揚げ、汁、蕃椒煮といろいろ料理させたが、ものの二尾とは食べきれたものではない。あと四、五尾は笹に通して、