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Classici giapponesi con furigana

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あらじょたい

日本の文学 9 徳田秋声(一)

徳田 秋声

Leggi 日本の文学 9 徳田秋声(一) (あらじょたい) di 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 346.393 caratteri · 692 schermate

Aozora Bunko

」と、お増も言い出した。

「磯野さんは私がきっとお預かりしてよ。家で病気が出たのですから、このまま帰しちゃ私も心持が悪いわ。」

「……大変ですね。」と、お庄は少し笑いつけるような調子で、「私そんなに心配なぞしやしませんよ。」

お庄は途中まで出て行ったが、やっぱりその部屋のことが気にかかった。家へ帰ると、母親が一人火鉢のところに坐っていた。お庄はその側に寄って行くと、叔父のと決まっている座蒲団を側へ退けて坐りながら、不興気に火を掻き廻していた。自分独りでは口上手のお増と喧嘩をすることも出来なかった。磯野の気心も解らなかった。

「また喧嘩でもして来たろうえ。」と、母親は何を言いかけても、お庄がつんけんしているので、腹のなかでそうも思った。これまでにも、お庄は磯野とよく言合いをした。天神下の叔父の家で、友達と一所に酒を飲んで、それから一同遊びに出かけようとしているところへ行き合わせた時も、外へ出てから雨のなかで喧嘩を始めて、傘で腕を撲たれたりした。女を引っ張り込んでいるところへ踏み込んで行ったこともあった。

お庄は押入れから夜具を卸していながら、ぴしゃんと閉てつけた戸と柱の間へ挟んだ指をなめながら、「お痛た。