Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あらじょたい

日本の文学 9 徳田秋声(一)

徳田 秋声

Leggi 日本の文学 9 徳田秋声(一) (あらじょたい) di 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 346.393 caratteri · 692 schermate

Aozora Bunko

間もなく青柳は手拭をさげて湯に行った。

七

「あの人随分変ったわね。頭顱の地が透けて見えるようになったわ。」

お増は笑いながら、青柳の噂をした。

「ああすっかり相が変ってしまったよ。更けて困る困ると言っちゃ、自分でも気にしているの。それに私もっと、あの社会で幅が利くんだと思っていたら、からきし駄目なのよ。以前世話したものが、皆な寄りつかなくなっちゃったくらいだもの。」

「でも何でも出来るから、いいじゃないの。」

「いいえ、どれもこれも生噛りだから駄目なのよ。でも、こんな商業をしていれば、いろいろな家へ出入りが出来るから、そこで仕事にありつこうとでもいうんでしょう。それもどうせいいことはしやしないのさ。」

お雪は苦笑していた。

「それから見れば、お増さんなぞは僥倖だよ。せいぜい辛抱おしなさいよ。」

お雪は、今外交官をしている某の、まだ書生でいる時分に、初めて妾に行ったときのことなどを話しだした。そして当然そこの夫人に直される運命を持っていたお雪は、田舎でもかなりな家柄の人の娘であった。二人の間には、愛らしい女の子まで出来ていたのであった。

「どうしてそこへ行かないの。