Classici giapponesi con furigana
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しゅんちゅう
春昼・春昼後刻
泉 鏡花
Leggi 春昼・春昼後刻 (しゅんちゅう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 51.079 caratteri · 102 schermate
勿論、対手は件の親仁だけれど。
「迷惑処ではござりましねえ、かさねがさね礼を言われて、私大くありがたがられました。」
「じゃ、むだにならなかったかい、お前さんが始末をしたんだね。」
「竹ン尖で圧えつけてハイ、山の根っこさ藪の中へ棄てたでごぜえます。女中たちが殺すなと言うけえ。」
「その方が心持が可い、命を取ったんだと、そんなにせずともの事を、私が訴人したんだから、怨みがあれば、こっちへ取付くかも分らずさ。」
「はははは、旦那様の前だが、やっぱりお好きではねえでがすな。奥にいた女中は、蛇がと聞いただけでアレソレ打騒いで戸障子へ当っただよ。
私先ず庭口から入って、其処さ縁側で案内して、それから台所口に行ってあっちこっち探索のした処、何が、お前様御勘考さ違わねえ、湯殿に西の隅に、べいらべいら舌さあ吐いとるだ。
思ったより大うがした。
畜生め。われさ行水するだら蛙飛込む古池というへ行けさ。化粧部屋覗きおって白粉つけてどうしるだい。白鷺にでも押惚れたかと、ぐいとなやして動かさねえ。どうしべいな、長アくして思案のしていりゃ、遠くから足の尖を爪立って、お殺しでない、打棄っておくれ、御新姐は病気のせいで物事気にしてなんねえから、と女中たちが口を揃えていうもんだでね、芸もねえ、殺生するにゃ当らねえでがすから、藪畳みへ潜らして退けまし