Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しゅんちゅう 

春昼・春昼後刻

泉 鏡花

Leggi 春昼・春昼後刻 (しゅんちゅう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 51.079 caratteri · 102 schermate

Aozora Bunko

十五

世間大概の馬鹿も、これほどなことはないでございます。

三度目には御本人、」

「また出会ったんですかい。」

と聞くものも待ち構える。

「今度は反対に、浜の方から帰って来るのと、浜へ出ようとする御新姐と、例の出口の処で逢ったと言います。

大分もう薄暗くなっていましたそうで……土用あけからは、目に立って日が詰ります処へ、一度は一度と、散歩のお帰りが遅くなって、蚊遣りでも我慢が出来ず、私が此処へ蚊帳を釣って潜込んでから、帰って見えて、晩飯ももう、なぞと言われるさえ折々の事。

爾時も、早や黄昏の、とある、人顔、朧ながら月が出たように、見違えないその人と、思うと、男が五人、中に主人もいたでありましょう。婦人は唯御新姐一人、それを取巻く如くにして、どやどやと些と急足で、浪打際の方へ通ったが、その人数じゃ、空頼めの、余所ながら目礼処の騒ぎかい、貴下、その五人の男というのが。」

十五

「眉の太い、怒り鼻のがあり、額の広い、顎の尖った、下目で睨むようなのがあり、仰向けざまになって、頬髯の中へ、煙も出さず葉巻を突込んでいるのがある。くるりと尻を引捲って、扇子で叩いたものもある。