Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Leggi 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.963 caratteri · 176 schermate

Aozora Bunko

ゆえ、お餞別に「弟、無事で行ってまいれ」という御一言を承われば、山三郎心遺さず勇ましく出立致します、どうか此の儀恐れ入りますがお聞済み下されますよう」

宮「成る程、それはよいが、それは其の方が云わんからっても此方で存じて居る、彼の時はお母様が嫉妬深くって、其の方の母が家へ帰らんでも宜かったのを、縁切で帰るという訳に成ったのだが、此の方も外に兄弟というものも無いからのう、誠に貴様の行いの正しいのを聞くに附けても頼もしく、蔭ながら喜んで居るので、仮令身分は違おうとも血筋は知れて居るから宜い」

山「有難い事で、それで弟無事で行って来いと云うお言葉を頂戴致しますれば私は勇んで往って参ります」

宮「それを云うのかえ」

山「どうか大きな声で一言頂戴致しとうございます」

宮「そんな事を改まって云わんでも宜いが」

山「でございますが、どうか」

宮「困りますねえ何うも、じゃア判然と云うよ、えへん、弟無事で行って参れ」

山「はゝア有難う存じます」

と席を下りまして、日頃は猛き山三郎暫くの間頭を上げません。

宮「落涙するか、何か気になる事だな、そう云う事を云われると何だか遣りとうもないが、止さんか、何う云う