Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まつのみさおびじんのいきうめ

松の操美人の生埋

三遊亭 円朝

Leggi 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.963 caratteri · 176 schermate

Aozora Bunko

と山三郎は直に裾を端折って、腕まくりをして、力があるから浦賀の方へ行こうとすると、雲足の早いこと、見る間に空一杯に広がりまして忽ち波足が高くなって来ると思うと、ざアー/\どうと雨は車軸を流すように降り出し、風は烈しく吹掛けてどう/\/\と浪を打ち揚げます。山三郎の乗って居るのは小鰺送りと云う小さな船だから耐りません、船は打揚げ打下されまして、揚る時には二三間宛も空中へ飛揚るようで、又下る時には今にも奈落の底へ墜入りますかと思う程の有様で、実に山三郎も迚ももういかんと心得ましたから、只船舷に掴って、船の沈んではならんと垢を掻出すのみで、実に最う身体も疲れ果てゝ仕舞いましたが、馬作が転がり出すといかんから、笘枕の所へ帯を取ってくる/\と縛り附けて自分も共に笘枕の柱に掴って、唯船の流れ着くのを待ちますばかり。馬作は尾籠なお話だがげろ/\吐きまして、腹は終いには何もないので、物も出ませんで、皺枯っ声になりまして南無金比羅大権現、南無水天宮、南無不動様と三つを掛合にして三つの内何ちか一つは験くだろうと思って無闇に神を祷って居ります。山三郎も身体は疲れてもうどうも致す