Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ばいりせんせいぎょうじょうき
梅里先生行状記
吉川 英治
Leggi 梅里先生行状記 (ばいりせんせいぎょうじょうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 209.260 caratteri · 418 schermate
香のものの干大根を、老公はよい音をさせて噛む。歯はまだ壮者をしのぐらしい。胃欲もふつうである。
「棒はいかがいたしたか」
済むと、笑いながら、すがたの見えぬ又四郎の容子を訊く。
悦之進も笑って答えた。
「醜態をお眼にかけたから、自分で謹慎すると申して、一室のなかに入ったまま出てまいりませぬ」
「泣いたので、間がわるくなったのであろう」
「正言を吐いたのだから、ほかにご無礼はしていないが、つい涙をこぼしたのは、不覚だと嘆いておりました」
「呼んでこい、まいちど」
「参りますまい」
「わしの命じゃと申せ。あしたは西山荘に汁講がある。これより予の供をして来ぬかというてみい」
「はい」
悦之進は、立って行ったが、しばらくすると、それへ戻って、
「謹慎中だから参られぬといいおります」
「強情なやつ。わしから謹慎を命じたおぼえはないが、ゆるすと申せ。予に、機嫌をとらせおる」
ふたたび、奥とそこの間を、悦之進は往復して、
「――それなら、お供してまいると、やっと腰をあげました。強情者は徳です、わたくしにも、さんざん機嫌をとらせました」
と、伝えて、棒の性格についてあれこれと、おかしげに考証していると、老公が眼で、