Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
いきふどう
橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇 (いきふどう) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 198.400 caratteri · 387 schermate
と阿母は煙管を叩いて意気込みました。もちろんその反面には嫁いで来て早々妙なことを言い出してきた家内に対して、もし幽霊でも出なかったぶんにはそのままにはしておかないよという母の勝気な、いつもの気性がありありと眉の間に溢れていたのでございました。
「また婆さんがつまらねいことを買い込みよる。人が怖がることをなにも無理に買って出るには及ばねえがな。ほかに部屋がねえというわけじゃあるめえし、離れが気味悪かったら、なあに戸締めっ放しにして使わずにおけば済むことなんだから」
と、親父は穏やかな気性ですから笑っておりましたが、母の気丈はよくのみ込んでいましたから、どうせ言い出したからには後へは引かないと思ったのでしょう。
「それもいいだろう。こんな強い婆さんに出て来られたら先様で面食らって引っ込んでしまうだろう。そいじゃまあそうと決まったら、さあもう若いもんは引き取って寝んだがいい! 寝んだがいい!」
とその時小僧が呼びに来たのを機会に店の方へ立って行ってしまいました。そんなことでまあこの騒ぎにもケリがついたのでございましたが、私と家内とで、店と奥との隣りの三畳の方へ、家内の嫁入りの蒲団を搬び込んでいました時には、阿母はもう昨夜まで私たちの使っておりました例の蒲団の上に横になって、