Classici giapponesi con furigana
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いきふどう
橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇 (いきふどう) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 198.400 caratteri · 387 schermate
も済んだあと、親類どもにも集まってもらいまして、この蒲団を解いて見たのでございます。
中の綿もいちいち揉みほぐして丹念に調べて見ましたが、掛け蒲団にはなんのこともございませんでした。夜着にも別段変ったことはございませんでした。それから敷蒲団――これも一枚の方にはなんの変ったところもございませんが、残る一枚の方、つまり私どもの重ねた下の方に当る分なのですが、これを解いてまいりますと、真ん中頃に二カ所どす黒くコチコチに乾干らびた、どうも血らしいものの付いているところがございました。
さてはとここを取り分け丁寧に解きほぐしてゆきますと、どうでございましょう! カラカラに乾干らびた女の片手の指が五本……よほど鋭利な刃物でバラリと落したものでございましょう、肉なぞはすっかり落ちて、撚れ撚れになった皮膚が白い骨と爪だけに纏わりついて現れてまいりました。
それともう一つ、……これはいかにも申し上げにくいのでございますが、御婦人のある場所を抉り取ったとみえて、これも白くカラカラに乾干らびきった皮膚が、ただ一掴みの毛だけはそのままに綿に包まって出てまいりました時には、その場におりました者七、八人思わず「呀っ」