Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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いきふどう

橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇

橘 外男

Leggi 橘外男ワンダーランド 怪談・怪奇篇 (いきふどう) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 198.400 caratteri · 387 schermate

Aozora Bunko

あでやかな小姓

は、守らにゃいけませんぞ。さもないと、その老婆にかかって、命をおとさにゃならぬ」

「その、老婆というのは、いったい何者でしょうな?」

お兄さまがたまらなくなって、せきこまれました。

「わしの見るところでは、人間ではないな」

「人間でないとおっしゃると……?」

「わしは怨霊じゃろと見ている。怨霊も怨霊、よほど劫をへた獣の怨霊じゃな」

「怨霊?……へえ! 怨霊とはおどろきましたね。で……では、この災難を、どうしたら救っていただけるでしょうか?」

「ま、お待ち……それはわしもいまから頭をひねるんじゃが。そんな怨霊が、なんのためにあんたたちに祟りをしとるのか? いま住んでなさる家の由来から、話をしてあげんことには、あんたたちにものみこめなさらんじゃろ。ま、ききなさい、こういうわけなのじゃ。が、そのまえに……健一さん、こんどはあんたもわしの話を、ばかにしてはききなさらんじゃろな?」

と、老和尚は、つよく念を押してから、世にもふしぎな身の毛もよだつようなおそろしい話をはじめられたのです。

あでやかな小姓

「それはいまから百七十年ばかりもむかしのことなのじゃが……あるいはかれこれ二百年ばかりになるかもしれんな。