Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Leggi 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) di 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 327.364 caratteri · 638 schermate
カアテンとかテイブルセンタアとか、童話趣味の装飾も彼女らしい好みであったが、奥の一部屋だけは、不釣合いに厳つい床や袋戸棚などちょっと擬ったところがあった。
「さあどうぞ。」
葉子は縁に近い処へ座蒲団を持ち出して、かつて自分の田舎の家へ招いた時以上にも気を配って、庸三を居馴染ませようとした。例の小樽以来の乾児格の女流画家や瑠美子もいた。
「小父ちゃん今日は。」
瑠美子は側へ来て、いつかのことも忘れたように、にこにこしていた。
ルッソオやトルストイの話もここでは出なかったし、晩飯の支度に働きながら、かつて逗子の家へ彼をつれて行った時と、少しもかわらない調子で、やがて晩餐の支度に立ち働いていたが、何か融け合えないことが、二人のあいだに挟まっていた。庸三はせっかく親しみかけて来た家庭や書斎を、またしても遠ざかって来たような感じで、寛ぐ気持にもなれなかった。これからまたどういうことになるのか、その見透しさえもつかなかったが、差し当たりそれを考える必要もなかった。
やがて晩飯がはじまった。そしてそれがすむと、瑠美子の童謡舞踊なんかに笑い興じて、しばらく雑談に花が咲いた。