Classici giapponesi con furigana
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しゅくず
現代日本文学館8 徳田秋声
徳田 秋声
Leggi 現代日本文学館8 徳田秋声 (しゅくず) di 徳田 秋声 (とくだしゅうせい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 327.364 caratteri · 638 schermate
四
私は上州産だから、西の方は肌に合わないでしょう。東北の方ならいいと思ったまでだわ。来るまではI―なんて聞いたこともなかったわ。でも来てみると、暢気でいいわ。」
するとある時倉持の座敷へ呼ばれ、料亭のお神が、主人を呼んで来いというので、寿々龍の銀子はお神を迎えに行き、お神が座敷へ現われたところで、三人のあいだに話が纏まり、倉持が銀子のペトロンと決まり、芸妓屋へ金を支払うと同時に、月々の小遣や時のものの費用を銀子が支給されることになり、彼女も息がつけた。
四
文化の低いこの町では、銀子の好きなイタリイやドイツの写真もなく、国活がまだ日活になったかならない時分のことで、ちゃんばらで売り出した目玉の松ちゃんも登場せず、女形の衣笠や四郎五郎なぞという俳優の現代物が、雨漏りのした壁画のような画面を展開していたにすぎなかった。しかし歌劇とか現代劇とか、浪花節芝居とかいった旅芸人は、入れ替わり立ち替わり間断なくやって来て、小屋の空く時はほとんどなかった。東京から来るのもあり、仙台あたりから来るのもあり、尖端的な歌劇の一座ともなれば、前触れに太鼓や喇叭を吹き立て、冬籠りの町を車で練り歩くのであった。