Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
しかし、日本の海難救助員が勇敢なことは世界じゅうに知られています。その日本潜水夫の名誉にかけてもこわいなどとはいえません。あやしいものを見て、にげだしたことがわかれば、なかまの、もの笑いです。
「それじゃ、手をつないで、いっしょにはいろう。」
「うん、それがいい。」
ふたりは、手をつないで、船体のやぶれ穴の中へ、はいってみることになりました。
穴の中は、荷物を入れる大きな部屋のようでしたが、水中電灯の光は、それほどつよくないので、部屋の中のむこうの方はまっ暗で、なにがかくれているかわかりません。
ふたりは、穴のふちをまたいで、すべるように、ふわっと船の中にはいっていきました。そして、ひどくかたむいている船倉の床を、だんだん、おくの方へ歩いていくのでした。
箱づめや、コモづつみの荷物が、ゴロゴロしています。かるい荷物は浮きあがって、部屋のてんじょうにくっついています。また、フワフワと、目の前にただよっているものがあります。
そのあいだを、大きいのや小さいのや、いろいろのさかなが泳ぎまわっているのです。それが水中電灯のそばに近よると、うろこが、赤みがかった金色や、青みがかった銀色に、キラキラと、うつくしく光るのです。