Classici giapponesi con furigana
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てっとうのかいじん
鉄塔の怪人/海底の魔術師
江戸川 乱歩
Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate
そいつは人間のかたちをしていました。しかし、ふつうの人間ではありません。からだじゅうに、太いまっ黒なしまがあるのです。白黒ダンダラぞめの怪物です。美しいしまのあるタイがいますね。あれとそっくりのダンダラぞめの怪人です。
顔は人間ですが、まるでゴリラみたいな、おそろしいやつです。その顔が、ガラスでもかぶせたように、ギラギラ光って、それから、頭のうしろに、まっ黒なギザギザのトサカみたいなものがついているのです。足の先にはアザラシのヒレのような大きな水かきがついています。
その怪物が、ひとつの木の箱を、こわきにかかえて、ひょいとこちらをむきました。そのうしろの、壁ぎわには、おなじような木箱が、うすだかくつんであります。
「ああ、わかった。金塊はここにあったのだ。この木の箱にいれて、ここにつんであったのだ。」
潜水夫は、とっさに、それをさとりました。ダンダラぞめの怪物は、やっぱり金塊どろぼうだったのです。潜水夫は潜水カブトの中の電話口にむかって、どなりました。
「金塊どろぼうを見つけました。ダンダラぞめの怪物です。ひっとらえてやります。すぐ応援をよこしてください。