Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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てっとうのかいじん

鉄塔の怪人/海底の魔術師

江戸川 乱歩

Leggi 鉄塔の怪人/海底の魔術師 (てっとうのかいじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 160.770 caratteri · 322 schermate

Aozora Bunko

どこへ行ったのでしょうか。

そこへ、森の中から、にせ明智と運転手とが帰ってきました。

「おい、なにをウロウロしているんだ。どうかしたのか。」

助手の男が、自動車のまわりを、なにかブツブツいいながら歩きまわっているのを見て、にせ明智が声をかけました。

「どうも、わからないのですよ。タイヤが四つとも、パンクしちゃったんです。」

「なんだって、四つともパンクした? そんなバカなことがあるもんか。よくしらべてみろ。夢でも見たんじゃないか。」

どなりつけながら、にせ明智は懐中電灯を出して、タイヤをしらべていましたが、いきなり、びっくりしたようにさけびました。

「タイヤにナイフをつきさしたんだ。おい、きみ、そのへんに、だれかかくれているんじゃないか。タイヤをだめにして、自動車を動けないようにしたやつがいるんだ。きみはそれを知らないでいたのか。」

しかられて、助手は、首をかしげながら、のろまな声で、答えました。

「そういえば、なんだかこびとみたいなやつが、あっちへ走っていきました。暗くてよくわからなかったけれど……。」

「なにっ、こびとだって? それじゃ、もしかすると……。