Classici giapponesi con furigana
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
Leggi イエス伝 (イエスでん) di 矢内原 忠雄 (やないはらただお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.119 caratteri · 436 schermate
しかるにわが民は我を受けず、かえってわが生命をさえ求める。我はわずかに十二人の弟子を伴いて、異郷の空をさまよい歩いた。空の鳥には巣あり、狐には穴があるが、人の子には枕する所もない。そして涙のみ昼夜そそぎてわが糧なのだ。ああ、エルサレムよ、エルサレムよ。汝の救いのため、我はいかばかりの嘲りと苦しみを与えられ、孤独と悲哀をなめねばならぬのであろうか。そしてその末は不可避に十字架ではないか。ああわが神よ、我は汝に依り頼む。我はただ汝に依り頼んで、わが十字架に進んで行こう。ここヘルモン山のほとり、ミザルの丘近く、ヨルダンの水源湧きて流るる地に立ちて古の詩人のうたえる歌が、今しきりにわが脳裏を去来する。
わが神よわがたましいはわが衷にうなたる
されば我ヨルダンの地よりヘルモンよりミザルの山より汝を思い出ず、
汝の大瀑のひびきによりて淵々呼びこたえ、
汝の波汝の大浪ことごとくわが上を越えゆけり。
さはあれど昼はエホバその憐憫をほどこし給う、
夜はその歌我とともにあり、
この歌はわが生命の神にささぐる祈りなり。
我わが磐なる神に言わん、なんぞ我を忘れ給いしや、
何ぞ我は仇の虐げによりて悲しみ歩くや。