Classici giapponesi con furigana
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
Leggi イエス伝 (イエスでん) di 矢内原 忠雄 (やないはらただお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.119 caratteri · 436 schermate
3 富める青年――捨てぬ人
今が、今、離婚問題に関して心の硬きことを戒めたばかりであって、その声がなお汝らの耳に残っているはずであるのに、汝らは早くも心柔らかな幼児の我に来たるのを妨げている。汝らはそれほどまでに心が硬いのであるかと、イエスは弟子たちの「無情」に思わず憤りを禁じなかったのでありました。
3 富める青年――捨てぬ人
1
イエス様が宿った家を出てまた旅路に立たれた時、一人の身分のよい青年が走りきたってひざまずき、尊敬と熱心と面にあふれて、
善き師よ、永遠の生命を嗣ぐためには、我何をなすべきか。(一〇の一七)
とお尋ねした。「永遠の生命を嗣ぐため」とは「神の国に入るため」ということであって、人生これ以上の真面目な質問はありません。イエスは一見してこの青年の真面目な態度をいつくしまれた。しかし普通の意味の真面目ぐらいでは、神の国には入れません。だからいきなり、
何ゆえ我を善しと言うか、神ひとりの他に善き者なし。(一〇の一八)
と、強い反撃を加え給うた。これは決してつまらない言葉尻の詮索ではありません。片言隻句から深い教訓を導き出す、いつもの偉大なるイエスの教育方法でありました。