Classici giapponesi con furigana
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
Leggi イエス伝 (イエスでん) di 矢内原 忠雄 (やないはらただお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.119 caratteri · 436 schermate
三時にイエスは大声に
エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ、
と呼ばわり給うた。これはイエスが言われたアラミ語を聞き取ったままに書いたのですが、その意味は「わが神、わが神、何ぞ我を見棄て給いし」ということです。かたわらに立つ人々のうち、「エロイ、エロイ」と言われたのを聞いて、
視よ、エリヤを呼ぶなり。
という者もあり、ちょっと皆が騒ぎ立った。深い苦痛の色がイエスの面を過ぎりました。一人の者が走って往って、海綿に酸き葡萄酒――「酸き葡萄酒」というのは兵卒が飲んだ下等の濁酒です。――を含ませ葦につけて差し出して、イエス様に飲ませ、そして、
待てエリヤ来たりて、彼を下ろすや否や、我らこれを見ん。
と、好奇心で待ち構えた。エリヤは火の車に乗って天に昇った預言者です。当時ユダヤ人の間には何か困難に陥った時にはこのエリヤが援けに来る、という考えが一般に行なわれていたのです。
しかしイエスはエリヤを呼ばれたのではなく、またエリヤが助けに来もしません。酸い葡萄酒に口をしめされた彼は、何かよく聞きとれなかったけれども、大きな声を一言発して、そのまま息絶えてしまわれた。
イエスの十字架と差し向かいに、刑の執行官たるローマ軍隊の百卒長が立って、様子を仔細に見まもっていたが、かかる様にてイエスが息絶え給うたのを見て、