Classici giapponesi con furigana
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
Leggi イエス伝 (イエスでん) di 矢内原 忠雄 (やないはらただお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.119 caratteri · 436 schermate
その心の受け方いかんによりて発芽、成育、および結実の状態が異なる。てんで神の言を受けつけぬ頑固の心は踏み固めた道路のようなもので、いくら種が落ちても発芽もしない。次に少しは神の言を聴こうという求道心があっても、それが皮相浅薄の好奇心や知識欲や利益心であって、一皮下には「己」というものを頑固に守り通している者は、岩の上に薄い表土のかぶさった土地のごときものです。たとい発芽はしても根を深く張っていないから、少し炎天にあえばすぐに枯死する。神の言を聴いて早わかりがして、「感謝です!」とか「アーメンです!」とか軽々しい感傷にふけっている者は、少しく艱難にあえばただちに信仰を棄てる。ことに信仰のゆえに艱難迫害がきそうになれば、急いで転向してしまう。彼らは自分の利益とか、慰めとか、要するに自分本位で信仰を求めていたにすぎないからです。それから、いわゆる人間味の比較的豊かな、人生の各方面に対して興味と感受性をもっている人の心は、藪か叢のようなものです。土があるから、何でも相当に善く生える。宗教心も発芽して、ある所までは成育するように見える。しかし他の人間的欲情、此世的な快楽の欲求なども、同時によく発芽し成長する。