Classici giapponesi con furigana
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しげき「すいせんともくぎょ」
三好十郎の仕事 別巻
三好 十郎
Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate
木魚の音が先きかコエの匂いが先きか
どっちもどっちで相手をとがめてキリが無いのだ
馬鹿は死ななきゃ治らないと言うけれど
ほかのことでは賢い父とこちらの小父さんが
二人で向い合うと馬鹿の中でも一番の馬鹿になる
そうだ、死ななきゃ治らないものなら
いっそ二人で斬り合いでもなんでもやって
殺し合って死んでしまえばいいんだよ
しかしね、光ちゃんよ
君と僕とはその馬鹿の子供同士だけれど
父親たちの争いを受けつぐのだけはごめんだね
どんなことがあっても
たとえどんなことが起きたとしても
君と僕とは仲良くしようぜ
いいね光ちゃん、げんまんだぜ!」
そう言って昇さんはニッコリしながら話すのだけど
本気で言っていることは涙ぐんでる目つきでもわかりました
私は一人になってから胸が痛くなり
ボロボロと涙が流れ出してとまりません
私はぜんたいどうすればいいの?
7
「私はぜんたいどうすればいいんです?」と
私は父に言ったのです
その晩、夕食もすみおつとめもすみました父が
毎晩の例になっているように
寝る前のいっときを
私の枕もとに来て坐ってからです
「え? 何のことだえ?」
「いえ、昇さんも言うんです
ほかのことではあんなに賢い、良い人なのに