Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

しげき「すいせんともくぎょ」

三好十郎の仕事 別巻

三好 十郎

Leggi 三好十郎の仕事 別巻 (しげき「すいせんともくぎょ」) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.145 caratteri · 440 schermate

Aozora Bunko

壮六 なんとなあ――、うむ! だけんど、お前ほどタンボの好きな奴もねえなあ! こうして、ウンウン言って次ぎから次ぎと旦那衆の山あ開墾しても僅かな日当くれるだけで一坪だってウヌが田地になるわけでも無えに。

金吾 そんでも日本国のタンボはふえるべし。

壮六 そんでもさ、飽きもしねえでよ!

金吾 飽きもしねえのは、俺だけかよ? 農事試験所で農林なんとか号のモミつぶなんぞ抱いて寝たりしているなあ誰だっけ?

壮六 あっははは!

金吾 は、は、は……

壮六 おっと、かんじんの用件忘れちゃ、あかんわい阿呆め!

金吾 なあんだ、阿呆はおのしずら、ハハ。県庁から言われたと?

壮六 うん、ひとつ頼まれてくれ金吾。なんでも農林省の偉えお人だ。ううん、農林省と言ってもお役人じゃ無え、そこの山や林なんどの、ええと、顧問とかって、学者だ。黒田博士と言ってな、それがこの奥の野辺山へんを見てえそうだ。県庁の山林にいる斉藤さんのもとの先生だつう。いやいや、こんだは県の仕事で来たんではねえから命令では無えつうんだ。なんでも、この奥の良さそうな所に別荘でも建ててえような話でな。急に案内してくれろって言われてな、ここまでは俺が案内して来たが、これから奥はお前がくわしいからなあ。